子になるべく任せて主体性をつけさせたいですね
例えば
週末にでも、とても賑わう、混みあう滑り台に行き、じっと観察してみると‥
すごい数の子たちが滑り台に群がり、その階段を登る子もいれば、階段の上から降りてくる子もいる。ときには滑る部分を下から登ってくる子までいる。横入りする子もいる。しかし不思議と、直前で譲ったり譲られたりして、おおきな争いごとになりません。うまいこと、最大多数の最大幸福を探って子たちだけで調整できています。
あ~。子たちはお互いに寛容だなあ‥と感嘆することもしばしばです。
『あすなろ』でも小学生クラスは休み時間をもうけています。それが指導面でも、お子さんの気分転換ができて、ほんとに助けられています。
一方、私たち大人はいかに『怒り』をマネジメントするかが課題になることも多いです。アンガーマネジメントの世界では、自分の信念=『べき』にとらわれることが原因で怒りが起こることも多いと分析されています。
(この公園の滑り台の件でも、ネットで滑り台逆走の禁止すべきかどうかで、お子さんそっちのけで大論争が起こりました‥)
このように
大人だったら‥争いごとになるのだろうなあ。
なかにはわざとぶつかり喧嘩する方もでてくるかもしれません。
そして理屈を言う人が出てくるのだろうなあ。
なにか決まりをつくろう!という人も出てくるのだろうなあ。
マニュアルが必要だ!と。
そして無言のまま遊ぶ大人→かなりこわい 笑
それも、もちろん一つの方法ではありますが‥。子のときにしか経験できない世界もまたあるのかもしれません。子はあまりこだわりをもっていないですから。
だから大人は少し子を見守る、いっとき間を置いて見てみることが大事だと‥思うのです。
あすなろも決まりを最初につくりません。
極端にいえばうまくいかないことをわざと起こしそこで子たちに考えさせることをしています。
しかしこれは決まりをつくっているよりも何倍もの苦労を大人側はともなうことも多いです。
例えば大人側があらかじめ先々を予測しなければいけません。
安全等にも配慮しなくてはなりません。
いろいろな選択肢をもって必要に応じてアドバイスできなくてはいけません。
そして何よりも時間がかかります。
周りの理解を求めることも必要になります。
タイトルのような場面もなるべく多く増やすと、失敗も増えますが、好奇心も増やすことになります。
それが、いざというときの意欲となり主体性へとつながっていくと考えます。
ただ、よ~くお子さんを見て、時どきのタイプを知って、子との距離感をそのつど調整することは必要になってきますよね。お互い、その点苦労しますよ~ね~。
(^^)