あすなろの実

学び場もいがいとおもしろかったりしますよ!どうぞ見ていってください。

やり直しをしましょうと言いますけど‥やりたくないのが本音かも 

 間違えたところをやり直しをしたら、力がつくのにどうしてやり直しをしないの?と子に言いますけど、本来私たち大人も含めて、やり直しに対してはどうなんでしょ?

 教師を辞め、家庭教師を二年間やりました。数十件の家庭に入りました。ほとんどの小学生がいる家庭が大手の通信教育をやっていました。そしてほとんど100%が、その通販の教材が、やっていないところだらけで、やり直しは全くできていませんでした。まずどうやってやり直しをするか、字をどうていねいに書くかの指導から始めなくてはいけませんでした。            

 

 山の遭難の続きついでに‥

山の遭難の最も多い原因は、『道迷い』で半数弱の割合だそうです。

道迷いに合わないために昔から地図とコンパスを持ち歩きべきだと言われていますが、なかなか登山中に地図で現在地の確認は正直しないものです。道に迷ってから、地図やコンパスを出しても、実はあまり役に立たないことも多いです。

私はわりきって、GPSを持ち歩きます。山では未だGPSは邪道という意識もあります。しかしGPSと地図を連携させて現在地を割り出すことは、道迷いの遭難の現実を知ると必要なことだと、今現在感じています。

そう感じた理由は羽根田 治さんの遭難関係の本の影響が強いと思います。

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過去の遭難の事例が詳しく書かれている本もほとんど読みました。そのなかで人は極限状態になったときにどういう行動をしやすいか、その傾向もわかってきました。

人は間違い(その道が登山道ではないこと)をなかなか認めたがらないし、立ちどまらない。戻らないそうです。焦りや時間的ロスを考えてどんどんと下って行ってしまうそうです。その結果、転落等で動けなくなることがほとんどだそうです。
個々の遭難の事例を読んでいると、なんでそんなことはわからないのだろう。なぜ冷静に立ちどまって戻らないのだろうと思いますが、極限状態になったときは、人は大なり小なり、そういう特性があるのでしょう。

半分間違いだとわかっていても、どんどんと下っていってしまい死に至る恐ろしさを感じました。

 

だからこそ 

 子たちに教えているのは、

間違えをきちんと直すこと

靴をそろえること(後ろを確認すること)

天気予報を見て雨が降りそうだったら傘を持っていくこと

教材を整理すること

わからなくなったら過去の自分がやった所にもどること

人に聞くこと

‥等。そういう態度です。

すべて自分が過去できていなかったこと(今でも?)、自分も心がけていること 

です。

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