あすなろの実

学び場もいがいとおもしろかったりしますよ!どうぞ見ていってください。

学力をあげたい。どうしたら良いか 2

 ズバリ言います。学力をあげるためには、答を教えないことです。

本来お子さんは、『考えることが好き』なんです。幼稚園で、先生がお子さんを集合させるときに、『集まって~!』と言っても、なかなか来ない子は必ずいます。

しかし『これは何かな?』と先生がクイズを出すと、寄ってくる子がいて、しだいにどんどんと集まってきます。そして全員が集合します。

※小学校低学年や中学年で、親御さんがお子さんと勉強するときには教えないことが、難しいです。それよりも易しい問題がつくれるなら段階をおって、ヒント教えるを繰り返す。それも難しい場合は、教えることは別の紙に書く(大人は別の紙に書く)、またはその関連問題を大人がつくってそれを一緒に解く等をして、本番のその問題はその子にはじめから最後までやらせるようにすると良いと思います。

 

 ところが小学校高学年や中学生になると、なかにはめんどくさいと考えることを嫌う現象が出てくることが多いです。

 私も昔、通知表が5段階評価の1から3の子ばかりの学習塾のようなところ(子ども会)で、何人かの先生で教えていたことがあります。

 私をA先生、もう一人の先生をB先生とします。あるC子がB先生に『A先生と勉強するのが嫌だからB先生がいい!』と言ったそうです。B先生も性格悪く(笑)、ニヤッとして、どうして?と聞いたそうです。そうしたらC子は、『だってA先生はこたえを教えてくれないもん!』と言ったと‥ B先生(私の後輩)は、憤慨して私に伝えました‥笑 やり方やヒントをあたえる私のやり方に対しての不満を彼女は言ったわけです。

なぜこのC子は、考えるのが嫌なんだろう。本来それをちょっとがまんすれば、楽しくなるだろうに‥

これは、いくつか理由が考えられます。まず自分でその教科はできないとあきらめていること。あきらめているから、横についてヒントを教えても、なかなか自分の理解力を十分に発揮できません。それでも粘り強く教えて、その問題ができるようになったとしても、同じ問題は、学校でも出るのです。そのテストが、彼女はできません。あれだけマンツーマンでやったのに、一週間後の学校のテストで同じような問題ができないのです。私たちも本当に悩みました。一つの原因は、家庭学習で反復していないので定着しないことです。(そのクラスで、授業で彼女が位置づいていないことも‥原因です)

なので、彼女は『やっぱり無駄なんだ。私は能力ないんだ』と思ってさらにやる気をなくすの繰り返しです。

 少し横道にそれてしまいましたが、考えるのが嫌いになる子は、固定観念が強かったりあきらめの気持ちが強い子がほとんどだといえます。

 そういう子は、個別で継続的におつきあいをする。教科をしぼって教える。なかまづくりをして、なかまを最高の教材にして刺激しあうなかで教える等々‥メンタル面でつきあう‥等々 あります。 それは別の機会に。

結論は、考えるくせをつけてあげることが、学力をあげることにつながると思います。

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その子のために壁をつくってあげましょう!    

 教えないことに関連して、前に下にも書きました。 参考になれば幸いです。

asunaros.hatenablog.com