大学中退起業家志望の 石田祐希くんへ
学校で勉強するのに向いていなくて社会で勉強することに向いている子
そういうタイプの子は (題材にして申し訳ないですが)
先日に紹介した 石田君 です。
彼のいうところの、レールに沿ったつまらない人生
という部分に世間は、すごく反応し 1000件以上のコメントがつき ネットでいうところの炎上という現象を起こしました。
世間は間違えています。石田君のいうレールという言葉は自分たちへの批判ではありません。しかし世間はそう受けとった。ふだん自分たちの生き方に少しばかりの疑問と妥協をして生活している大人は、その言葉に過剰反応をしました。
石田君もなぜ炎上しているのかわかっていません。石田君にとってはあたり前だと思っている、ほとんどの人が自分を支持してくれる、特に若者は支持してくれると信じているからです。そういう友だちしか自分のまわりにいなかった。そういう人がいきなり世間にデビューしてしまった不幸。
石田君のいうレールは外にあるわけではなく、自分の内にあるという事実。自分の固定観念だということを彼はまだ知りません。
彼の弱さが、劣等感が、レールを見せている。 自分はレールだからやらないのだ。無駄だからやらないのだ。そう思うことで、やらない理由づけをしています。
石田君のいうレールの意味は、主に強制すること。だから彼にとっては自発性があればすべて良いことだと頭から思っています。そういう子は人の意見を聞きません。
石田君もここで社会に出ることは必然でその他の道はなかったと思います。
イバラの道ですが‥。
あすなろが厳しい学習塾だと固定観念をもって(半分イヤイヤで)入って来る子がいます。
親御さんも厳しさを期待していたりすると、完全なミスマッチになります。
こちらが、本人の弱さ=人のせいにする 部分をいくら指摘しても聞き分けてくれません。自分がやってこないから、厳しく指摘されているのだ という理解しかしてくれません。
こちらも何回も、何回も傷つきます。私もこりないんですよねー。なんとかできないかとどうしても思ってしまいます。
そういう子かもというときには、こちらも出会ってすぐ言うことがあります。
『あすなろのプリントなんて、他のことでかわりがあるのならやらなくても良いのだよ。そのかわりそれを見せて!』そんなことを言います。反抗期の子に多いかな
石田君の意識が、顕著に出ている文章があります。
皆さんはどう感じられるでしょうか。(先生も宿題やめたいのですよ。評価にすごい時間がかかる。答をうつして来る子がすごくいる。どれだけガックリくるか。それなのにやらざるをえない。子の学習習慣を身につけるので一定の効果があるからです。逆に俗にいう進学校は宿題なんてほとんどないですよね)
実は宿題をやらない方が良い子は、石田君ではなくて、自分を律することができる学習能力の高い子だったりします。 その現実‥
彼が宿題の意義がわかるのは、人の上に立ったときでしょうね。
一部の抜群に能力の高い子を育成するには宿題はない方が良い。
全体の能力を引き上げるときには、宿題はなくてはならない。
と思います。
あすなろには原則、宿題がありません。はじめの基礎的なことは宿題的なものは出しますが、その後は自分で課題を設定してもらってプリントをもっていってもらいます。
ですので人によってプリントが違ったりします。